バイオプラスチックについて【技術士キーワード学習】
バイオプラスチックについて
バイオプラスチックとは
バイオプラスチックとは、植物などの再生可能な有機資源を原料とするバイオマスプラスチックと、微生物などの働きで最終的に二酸化炭素と水に分解される生分解性プラスチックの総称である。
バイオマスプラスチック
原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するプラスチックの事である。例として
- バイオポリエチレン
- バイオポリプロピレン
- バイオポリエチレンテレフタレート
などがある。
生分解性プラスチック
微生物などの働きによって分解し、最終的にCO2と水に変化するプラスチックの事である。例として、
- ポリプチレンサクシネート
- ポリプチレンアジベートテレフタレート
などがある。
バイオマスプラスチックかつ生分解性プラスチック
バイオマスプラスチックと生分解性プラスチック両方の特徴を併せ持つプラスチックの事である。例として
- ポリ乳酸
- ポリヒドロキシアルカン酸
- バイオポリプチレンサクシネート
- バイオポリプチレンアジベートテレフタレート
がある。
その他プラスチック代替素材
従来の化石資源由来のプラスチックから代替する天然由来の素材の事で、例として
- 紙
- セルロース成形品（不織布、フィルム、マイクロビーズ）
- バイオマス複合素材（紙粉、木粉、資源米、石灰石などと複合したプラスチック）
- 化粧品用マイクロビーズとしてのシリカ
等がある。
