ボトルネック現象について【技術士キーワード学習】

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ボトルネック現象について

ボトルネック現象とは

工程の流れの中で、生産の停滞や生産能力の低下を引き起こす現象のことである。前工程との処理能力の差が存在する場合、前工程でどれだけ生産能力を向上しても、ボトルネック工程の前に仕掛在庫が停留するため、生産ライン全体では、ボトルネック工程の生産能力によって全体の生産能力が決定される。

 

ボトルネック現象が発生する原理

ボトルネック現象が発生する原理として、以下の2点を挙げる。どちらの場合でも、ボトルネック工程の前に仕掛在庫が停留する。

 

各工程の処理能力にばらつきがある場合

工程ごとの処理能力にばらつきがある場合、処理能力の低い工程では前工程の生産量を同じ時間内で処理しきれないため、処理能力の低い工程がボトルネックとなり、その前の工程に仕掛品が滞留する。

 

工程の負荷にばらつきがある場合

工程の負荷にばらつきがある場合、稼働率の低い工程がボトルネックとなり、その前の工程との間に仕掛品が滞留する。

 

ボトルネックを解消する方策

処理能力に合わせて稼働率を変化させて対応する。処理能力の高い工程は稼働率を下げ、処理能力の低い工程の稼働率を上げることで、全体として同じ数の製品を生産できるようにする。

 

 

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