ナッジについて【技術士キーワード学習】

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ナッジについて

ナッジとは

ナッジとは、英語では「nudge:そっと後押しする」という意味の言葉で、強制せず、相手に選択の自由を残しながらも人々の行動を予測可能な形で変えることを指す。人の意思決定の癖を利用しており、日常生活や教育、医療、ビジネスなどあらゆる分野に応用されている。

人間には、「強制されるよりもそれとなくしてほしい事を伝える方が動きやすい」という性質がある。例えば、目に入る場所に看板やイラストを配置する等、優しくやって欲しい事を伝えるような手法がある。

 

ナッジのフレームワーク

実は身近にあるナッジ理論とは?ビジネスや組織強化への活用方法をご紹介 | Talknote Magazine

 

ナッジ理論を実践する上で、EASTフレームワークが広く用いられている。

EASTフレームワーク
  • Easy:シンプルにメッセージを伝える事
  • Attractive:取り組むメリットを作る事
  • Social:社会規範を示す事
  • Timely:適切なタイミングで伝える事

 

ナッジの手法

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ナッジ理論では、以下の4つの手法が用いられている。

  • デフォルト:選んでほしい選択肢を最初から設定しておく
  • フィードバック:特定の行動に対して反応が返ってくる仕組みを作る
  • インセンティブ:特定の行動に対してメリットを与え、再度行動を促す
  • 選択肢の構造化:選択肢を分かりやすくし、特定の選択肢に誘導する

 

スラッジ

選択する側の利益を損なう方向へ仕向けるような悪いナッジを「スラッジ(Sludge:汚泥、ヘドロ)」と呼ぶ。

 

人の意思決定や生活の上での利益を左右することがあるため、ナッジの活用に携わる人は法令で定められている事に加え、高い倫理性が必要である。

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