【1週間目】技術士機械部門第二次試験について勉強した過程のメモ

こんにちは、ものづくり王国にっぽんの管理人をしています、とも(@Japan_MFG_Tomo)です。
「日本のものづくりを盛り上げたい」という気持ちから、今までの専門であった切削加工から分野を変えて、鍛造業界に移籍してきました。
将来はものづくり全般に関わりたくて、2022年から技術士の勉強をしています。
興味がある方は2022年の9月中旬あたりから記録を残しているので、見てみてください。何か気づきや参考になればうれしいです。
技術士の勉強って、実は国語の勉強がメインなのかも知れません…。
あなたが普段使ってるその技術用語、定義と検討項目を含めて端的に分かりやすく説明出来ますか?
これがとても難しい…。
だから居酒屋で友達同士で話してもいい案が中々出てこないのね、コミュ力と知識が両方とも足りてない😵💫 pic.twitter.com/0p3tX7Fvfn
— とも🇯🇵町工場のデジタル化に挑戦中 (@Japan_MFG_Tomo) September 19, 2022
設備更新とそのタイミングでの企業戦略について作文課題をやりました。
考えれば考える程文字数が増えそうなテーマ。作文用紙2枚じゃ足りないけど、それを簡潔に分かりやすくまとめるのが、技術者のコミュニケーション能力なのかもしれません。 pic.twitter.com/q5lwzd2vOB
— とも🇯🇵町工場のデジタル化に挑戦中 (@Japan_MFG_Tomo) September 21, 2022
ちなみに、技術士の機械分野は受験生も有資格者もそんなに多くないみたいなので、インターネットに情報がすくないです。
※参考に、技術士の受験者数や合格率に関する情報
https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1013_2.pdf
https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1680_3.pdf
建築分野の技術士が、人数も全体に対する割合も多いみたいですね。
そんな理由で、インターネットで探すと一番簡単に見つかるのは建設分野の情報。
勉強の仕方やモチベーションなどは参考になりますが、建設分野は合格率が低い、有資格者が多い事から、情報が玉石混交の状態になってるような気も。。。(あくまで個人の意見ですが。)
というわけで、本記事では技術士合格前からログを残しておいて、一人の受験生が
- どうスケジュールを立てたのか
- スケジュールに対してどう勉強したのか
- 勉強の内容
- 勉強の感想
- スケジュールの調整の仕方
などの参考情報を残せたらいいと思います。
合格すれば参考になるし、不合格なら反面教師になるので。
基本的に無理はしないスタイルです。
1日2時間をベースに、隙間時間を活用してコツコツ勉強時間を稼いでいます。
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技術士機械部門1週間目の勉強記録
技術士機械部門の学習1週間目は、こんな事を行いました。
- 問題構成の把握
- 各問題で問われる内容の把握
- 技術士に求められるコンピテンシー(行動特性)
- 技術士機械部門合格に必要な学習時間
- 技術士機械部門合格のための1日の勉強時間
- 受験申込書の書き方
- 勉強の方向性
技術士機械部門第二次試験の問題構成の把握
大問は全部で3つ
- 必須問題Ⅰ
- 選択問題Ⅱ-1
- 選択問題Ⅱ-2
- 選択問題Ⅲ
解答用紙の枚数は、
- 必須問題Ⅰ:3枚
- 選択問題Ⅱ-1:1枚
- 選択問題Ⅱ-2:2枚
- 選択問題Ⅲ:3枚
ぱっと見似たような問題が並びますが、解答用紙の枚数で難度がぐっと上がります。
枚数が多いと、深く、広く考察をする必要があるので、最初に選択問題Ⅲの練習をすると有利かもしれません。
技術士機械部門第二次試験の各問題で問われる内容の把握
各問題で問われる内容は、技術士実施大綱(https://www.engineer.or.jp/c_categories/index02015.html)で発表されていますが、参考に近年の問題の内容は以下のようになっています。
- 必須問題Ⅰ
技術部門全般にわたる専門知識と応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの - 選択問題Ⅱ
選択科目についての専門知識及び応用能力に関するもの - 選択問題Ⅲ
選択科目についての問題解決能力、課題遂行能力に関するもの
基本的に、こんな流れで問題が進みます。
- 大まかな問題提起
- 課題の発見と分析
- 重要課題に対しての対策
- その対策で生じる新たなリスクへの対応
型ができれば慣れで勝てそうという気はします。
技術士機械部門第二次試験の技術士に求められるコンピテンシー(行動特性)
技術士に求められるコンピテンシーには、以下の8つがあります。
詳細は文部科学省のHPに載っています。(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/attach/1413398.htm)
- 専門的学識
- 問題解決
- マネジメント
- 評価
- コミュニケーション
- リーダーシップ
- 技術者倫理
- 継続研鑽
特に覚える必要はなさそうですが、最悪頭文字だけ覚えておけば、何かで使えるかも。
技術士機械部門第二次試験の技術士機械部門合格に必要な学習時間
色々調べましたが、そりゃその人の頭の出来や学習年数、継続の度合いで変わってくるので一概には言えなさそう。
調べて見つけたのが800~1000時間くらいというもの。
最悪1000時間かかると覚悟しておけば良いだけの話なので、私は週10時間の2年間で合格するように考えています。
一応受験自体は2年ともやるし、勉強は1年目から本気で課金してやります。技術士の勉強自体が面白いので。
技術士機械部門第二次試験の技術士機械部門合格のための1日の勉強時間
2年あれば十分受かるだろうなという気持ちの余裕から、無理なく毎日に落とし込める1日2時間を勉強時間の目標に掲げました。
朝起きてTwitterを見ている時間、電車の移動や小さな待ち時間、YouTubeやテレビを見る時間を全部技術士の勉強に充てて、別で1時間くらい机に向かってアウトプットする時間を作るとちょうど2時間くらい。
幸い、技術士の勉強は読み物が多いので、隙間時間でインプット、時間を取ってアウトプットというやり方は結構良さそうです。
技術士機械部門第二次試験の受験申込書の書き方
受験申込書の書き方だけで合否が決まる場合もあると言われるくらい、重要な項目。
つまり、申し込みの時点で勝負は決まってるんですよね。
「技術士として、すでに十分な資質を備えていますよ」というアピールが必要なので、まだ技術士じゃないのに、技術士としての振舞いを求められることになります。
一応確認項目として、
- JABEEプログラムを出ているか
- 技術士一次試験を合格しているか
このどちらかを満たしてから7年の実務経験、または技術士補登録して4年(先輩技術士の補佐をして効率的に実務経験を積む)をクリアすると技術士二次試験の挑戦権が与えられます。
※大学院に行けば、MAX2年を実務経験にカウントOK
若くても30代前半くらいになると思うので、勉強する体力も落ちてるし、普段の仕事も忙しいし、その理由もあってハードルの高い国家資格になっているのかもしれませんね。
技術士機械部門第二次試験の勉強の方向性
勉強の方向性は、現状こんな感じ。
- 最初の2か月で全部の問題に触れる
- 読書→用語の整理
- 過去問の問題の骨子を作りながら用語の整理
- 実際に作文
これを過去問二年分やり続けます。
ここでは時間は気にしないけど、できる限り最大限の質を目指します。
知らない単語が出たら知ったかぶりしないで丁寧に調べて、そのまま作文に使えるくらいまで理解するようにすると、少しずつ知識が深まる気がします。