【5週間目】技術士機械部門第二次試験勉強過程のメモ【入塾しました】

こんにちは、ものづくり王国にっぽんの管理人をしています、とも(@Japan_MFG_Tomo)です。
「日本のものづくりを盛り上げたい」という気持ちから、今までの専門であった切削加工から分野を変えて、鍛造業界に移籍してきました。
将来はものづくり全般に関わりたくて、2022年から技術士の勉強をしています。
興味がある方は2022年の9月中旬あたりから記録を残しているので、見てみてください。何か気づきや参考になればうれしいです。
作文の書き方、論の展開、技術的なものの見方、考え方全部が課題。
けどとりあえず今日は作文用紙が埋まった事に感動。
来月からは通信教育を受けます。
1社と言わず、どんどん課金します。この勉強、めちゃくちゃ楽しい。 pic.twitter.com/kiV4BzZzvk— とも🇯🇵町工場のデジタル化に挑戦中 (@Japan_MFG_Tomo) September 27, 2022
https://twitter.com/Japan_MFG_Tomo/status/1574934660794449920
ちなみに技術士の機械分野は受験生も有資格者もそんなに多くないみたいなので、インターネットに情報がすくないです。
というわけで、本記事では技術士合格前からログを残しておいて、一人の受験生が
- どうスケジュールを立てたのか
- スケジュールに対してどう勉強したのか
- 勉強の内容
- 勉強の感想
- スケジュールの調整の仕方
などの参考情報を残せたらいいと思います。
合格すれば参考になるし、不合格なら反面教師になるので。
基本的に無理はしないスタイルです。
1日2時間をベースに、隙間時間を活用してコツコツ勉強時間を稼いでいます。
理由は、技術士の勉強は長い期間の戦いなので、ダッシュしても疲れるだけで進まないので。
※挫折しない学習方法を見つけるのが大人の勉強のコツです
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技術士機械部門5週間目の勉強記録
技術士機械部門の勉強を開始してから5週間目、やった事は以下の内容です。
- 選択問題Ⅲの味見
- BCPについての勉強
- JESへ入会
技術士の勉強を開始してからおよそ1か月、独学じゃこれは絶対無理だと悟ったので、夜に通信教育のスクールを色々見てました。
最初はスタディングの講座にしようと思ってたんですが、
高いけど先生とのやり取りが多くできるJESに決定しました。
ただしJESは平気でスタディングの10倍以上学費がかかるので、切羽詰まった状況以外は注意が必要です。
一応参考に、両方のリンクを貼っておきます。
スタディングの技術士講座(無料体験あり)
JESの技術士講座(Zoom型):専門充実コース(基礎固め用)156,200円+トータルコース(受験票~口頭試験)232,960円
私と同じように独学に限界を感じたら、お財布と相談しながら選んでみてください。
技術士機械部門選択問題Ⅲの味見ー3Dプリンタ
技術士の勉強自体には慣れてきたので、問題を読む→問題で問われている内容をまとめる→知らない言葉を勉強するという順番で勉強をしています。
この年の問題では3Dプリンタについて出題されました。
普段の仕事では接点が全く無いですが、試験だと色んな問題に触れる事ができて楽しいです。
ちなみに3Dプリンタは現在はAM(Additive Manufacturing)と呼ぶことが多いらしいです。
ほとんどが製品の質量=材料の質量になるので歩留まりが非常に良いのが特徴の一つで、もう一つが、除去加工では作る事ができない形状を作る事ができる点が優秀で、飛行機用の部品では60点以上の部品で構成されていたパーツを一体成型しちゃったなんて事もあるそうです。
今のところ量産性は弱いので、自動車用というよりは船とか飛行機とかの用途もしくは試作用途が多いようです。
技術士機械部門選択問題Ⅲの味見ーJITとBCP
コロナや半導体不足などで、日本の製造業は大打撃を受けましたよね。トヨタの稼働停止によって多くのサプライヤーも同時に稼働をストップ、週休3日とか4日とかになっている会社もありました。
逆にサプライヤー側の稼働が停止してしまい、お客様に不便をかける事もありますよね。
例えば災害の激甚化、感染症拡大によるロックダウンや出社停止の大量発生など。ほかにも設備の故障なんかもよくあります。
こんな時でも客先に迷惑を掛けないように適量の在庫を持っておく事をBCP(Business Continuity Plan)と言います。
(正確な定義だと「在庫を持て」とは言ってないですが、わかりやすく雑に説明してます)
JITの概念と相反する部分がありますが、有事の際に非常に大切なので、考えておく必要があります。
- 在庫過多にならないような量で在庫を持つ
- 超納期品は積極的に予備品を持つ
- 有事の際のバックアップを事前に検討
などなど。
BCPの決め方は、内閣府のHPも参考になるかも。
技術士機械部門選択問題Ⅲの味見ー実際に作文
BCPについて、実際に論文を書いてみました。
んまあ大したことを書いてないのであまり参考にならないですが。
https://twitter.com/Japan_MFG_Tomo/status/1575419843389825024
実際に自分がその環境にいる事を想像して作文をしてみると、「あれ、適切な在庫量って何だ?」となりました。
そこで昔の同僚に、「適切な在庫量ってどうやって決めてるのー?」って聞いてみたんですが、いまだに回答はありません。
(たまにテレビ電話でお酒飲んでるんですがすっかりその話題は忘れてしまっています。)
一般的な決め方だと、適切な在庫量は設備故障時の修理にかかる日数分とか、ざっくり2週間とか、そんな感じで決めてるみたいですね。
ちなみに私が勤めてる会社だと「70万個~100万個」と雰囲気で決めてるらしい。これを知れたのが大きいですね、将来の改善候補です。理論が無いルールは無駄が潜んでるので。
そんな感じで、技術士の勉強は実務にも結構活きてます。
資格を取ると高いので、勉強だけ趣味でやるのはアリと思います。視点がかなり変わります。
技術士の勉強のために、技術講座を申し込んだ
https://twitter.com/Japan_MFG_Tomo/status/1577141043866501120
今週で本当に独学を終了しました。
ちょうどこの週末に技術講座の申込期限があったので、その勢いで申し込み。途中参加分14万円くらい。
JESのSコース(専門充実コース)という講座で、ひたすらキーワード学習をするコースです。
試験の解き方については一切勉強しません。ひたすら詰め込み。
先生が非常に厳しい人なので、ついていくだけでペースと勉強の質を担保できる予感。
後は気合と根性と、時間のやりくりで何とかできればなあと思っています。
1月までに100個程度(目標は160個らしい)キーワードを勉強して、
続くABコースでもキーワードを勉強しながら回答の作り方を勉強するので、合計で40万円程度のお金と1年ちかくの時間をかけて勉強です。
受からないと苦しいし、受かっても燃え尽きそうなので、よくもまあ、決断したなと今でも思っています。