切削加工について動画で学ぶ
切削加工についての動画をまとめました。
記事だけだと理解しづらい内容を動画で解決出来たらいいなというのが目的です。
- 旋削
- フライス
- マシニング
旋盤加工の加工法を紹介した動画
旋削加工に関する動画です。
旋盤を使った旋削加工では、加工する場所によって「○○加工」といった名前がついています。
言葉だけだと説明しづらいですが、動画を見れば一発で理解できます。
旋盤による外形加工の動画
外形を「片刃バイト」というバイトで加工します。
黒い表面が一瞬にして綺麗な銀色に変わっていきますね。
仕上げ削りでは、加工条件を変えて、よりきれいな面を得ます
旋盤による突っ切り加工の動画
ワークを切断する時に、「突っ切りバイト」という工具を使ってワークを突っ切ります。
同じバイトを使って切り込みを浅くすれば溝入れ加工もできます。
旋盤加工による穴あけ加工の動画
ドリルを心押し台側に取り付けて穴をあけます。
筒状の製品にするならドリル加工後に内径削り、ネジ穴にする場合はドリル加工後にタップで加工します。
旋盤による内径削りの動画
内径バイト(ボーリングバー)という工具を使って穴をくり広げます。
内径削りは切粉の排出が課題になる事もあるので、適宜切削液を掛けながら加工します。
旋盤によるねじ加工の動画
旋盤ではねじを加工する事ができます。
加工する際に、回転数と送り量の関係を意図的にずらしてやると、綺麗ならせん状の溝が加工できます。
旋盤によるローレット加工の動画
部品の持ち手などによく利用されるローレット模様は、旋盤を使って加工することができます。
フライス、マシニングセンタの加工法を紹介した動画
フライス盤とマシニングセンタの違いはATC(工具自動交換機能)があるかどうかの違いなので、一緒に紹介します。
フライス加工では、面削り、溝、穴などがありますが、加工は旋盤と似ている(フライスの穴加工は工具が回転するという違いだけ)ので、他の動画を紹介します。
フライス、マシニングセンタを使った正面フライスの動画
フライス工具の円形の面がワークと正対するのが正面フライスです。
なので、横型のマシニングセンタになっても、その位置関係を守れば正面フライスです。
フライス盤、マシニングセンタを使った側フライスの動画
「がわ」フライスと読みたくなりますが、「そく」フライスらしいです。
もうかれこれ10年以上機械工学に触れてますがいまだに忘れます。
工具の円筒面を使って加工するので「側」と覚えればOKです。
フライス盤、マシニングセンタを使った溝加工の動画
側フライス加工の進化版みたいな加工です。
コマみたいな形状のカッターを使って、アリ溝、T溝、ねじの溝などを加工できます。
マシニングセンタ特有の動画
マシニングセンタはATC(工具自動交換)のついたフライス盤という側面のほかに、「ワークも回転することがある」という特徴があります。
複雑な曲面の加工などは複数軸を同時に制御できるマシニングセンタが活躍していて、加工を見ているだけで楽しいです。
マシニングセンタのATCの動画
主軸のタイプによって若干ATCの動きは変わりますが、でも大体似ています。
2つの工具を同時にもって、入れ替える動き、これが中々癖になって、しばらくM06で遊ぶことになります。
マシニングセンタの同期加工の動画
マシニングセンタの面白いところに、同期加工があります。
この動画では、ワークと工具が同期回転し、気づいたら歯車ができています。