的外れな回答が多い時、気を付けた方が良い事

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社内外に沢山いる、「質問と回答がずれる人」
AかBか、もしくはYESかNOかで聞いてるのに想像と違う角度の答えが返ってくる人っていますよね。

▼過去にこんなツイートをしました。

 

私は中国の会社でこの事実に気づいて異国の地で一人困り果てているんですが、よくよく考えたら日本にもたくさんいるし、「あるあるだよね」という事でいろんな人から良いねを付けてもらえました。

 

仕事の上で厄介なのがこのタイプで、せっかく2択までこぎ着けたのにどちらともいわれないのが苦しいですよね。

 

今回は「的外れな回答をする人」について少し考察したいと思います。

ちなみに私も割と的外れな回答が得意なタイプで、会話を二手三手進めてしまうんですよね。
気心が知れている人ならコミュニケーションがめちゃくちゃ早いんですが、知らない人だと「何言ってんだこいつ」となりがちです。

 

 

 

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的外れな回答をする人の思考回路

質問に対して的外れな回答をする人にはいくつか特徴があります。
パッと思い浮かぶものを3つ挙げると以下のようになっています。

  1. 相手の話を理解しきれずに回答している
  2. 相手の思考の数手先を見ながら回答している
  3. 前提条件がお互いに違う

少し詳しく解説します。

 

相手の話を理解しきれずに回答している

 

特に、外国語を話しながら気づいたんですが、質問の意図や質問の内容がうまくくみ取れずに回答をすると、質問に対して的外れな回答になってしまいます。

質問者の意図が組み切れなかった時、「もう一回行ってください」「すみません、わかりません」ってなかなか言いづらいですよね。
それが原因となって、会話がずれてしまいます。

 

もっと深掘りすると、質問者の質問の仕方がうまくない可能性もあるので、一概に相手ばかりを責められないのが辛い所。
相手としては一生懸命に回答をしてくれています。

 

この問題の解決方法は「質問を復唱+相手の質問を簡単な言葉で言い換えながら、回答する」という方法。
一旦復唱するので遠回りになったり相手をちょっとうんざりさせたりしてしまいますが、的外れな回答をするよりはコミュニケーションコストが安く済みます。

 

相手の思考の数手先を見ながら回答している

 

「立場が違うと話が噛み合わない」って感じたことや聞いたことは無いですか?
一般社員と企業幹部の話が噛み合わないっていうのが代表例です。

もし相手のIQが自分よりも高いとか、相手の知識が自分よりもはるか上を言っているときに、この状態になりやすいです。
思考のペースがお互いに合わないので、相手からすると「まだそのステップで話をしているの?」と思われています。

解決法は「自分の理解がどこまで追いついているかを視覚化しながら話す」または「自分と相手の間に一人通訳者を立てる」です。

同じ言語を話していても話は絶対にズレるので、真摯に自分の至らなさを認めて相手に付き合ってもらう必要があります。
自分と近い立場で、自分より物知りな人を間に立てると非常に話がスムーズに進みます。

 

なので会社によっては「2つ以上上の役職の人と話してはいけない」なんてルールがあるという噂も。

 

前提条件がお互いに違う

 

会話のテーマに対する前提条件が違うと、話がずれます。
国際的には文化の差、一般的な状況でも立場の差でずれます。

例えば陸上競技で「相手よりも先にゴールしたい」というテーマで会話をした時、
短距離走の選手と長距離走の選手ではアプローチ方法が変わるのは想像つきますよね。

似たような状況が、仕事の上でもしょっちゅう起こっています。
この場合は、会話のゴール、前提条件、背景にある事を共有しながら話を進めていくのが良いです。

 

的外れな回答によって論点がずれる

的外れな回答によって困る事と言えば、「会話の論点がずれる」事ですよね。
主な要因としては相手が自分の話を完璧に理解していない事があります。

外国語で喩えるとわかりやすいですが、私たちが英会話をする時、100%相手の話を理解する事は難しいですよね?
それでも会話は成立します。
私たちは、聞こえた単語の中から話をつなぎ合わせて、想像によって話を作り上げて理解しています。

しかし聞こえた単語数が少なかったり、場面によって意味が分かれる単語しか聞き取れなかったりする場合、分岐点が多すぎて話がずれます。

 

日本の良いところについて話していたはずがいつの間にか世界旅行した話にすり替わっていた、なんてこともあります。

ひとつずつ、理解した内容を視覚化しながら話を進めていくのが唯一の解決方法です。

 

的外れな回答によって会話が噛み合わない

的外れな回答に対して自分も話すだけでいると、アンジャッシュのコントのように全く違う状況で話を納得してしまうことがあります。
何となく自分の世界観の中で発言して、自分の世界観の中で話を聞いていると、「言葉は通じるのに話が通じない」とムカつく原因になります。

 

人それぞれ背景に持っている知識や自分の考えが違うので、ゆっくり丁寧に、丁寧すぎる程度に話をするのがオススメ。
ムカついたら一旦席を外すのもアリです。

 

的外れな回答をする人との付き合い方

最後に、的外れな回答をする人との付き合い方についてです。

方法は3つあります。

  1. 相手のレベルを見極める(自分より上か下か)
  2. 絵や図を使って話を進める
  3. 話が終わったら必ず記録を付ける

仕事の上ではどうしても関係を切る事ができないので、根気強く付き合う必要があります。

 

的外れな回答をする人と付き合うときは、相手の思考を整理しながら会話を進めるのが得策です。
一つずつ、「これって、○○って意味だよね?あってる?」と確認を取りながら一つずつ記録に残していきます。

 

言葉で通じない時は絵をかきます。
もっとも原始的ですが確実です。

もし絵が苦手ならフローチャートやマインドマップを活用しながら話をまとめるのもお勧めです。

耳だけに頼ったコミュニケーションは非常にレベルが高いので、目も使いながら、話を進めていきます。
今はそのためのツールがたくさん出ていますね。

 

オンライン会議では、画面共有機能、ペイント、マインドマップなどを上手に使いながら話を進めていきます。
もし的外れな回答ばかりされて困っている人がいたら、ぜひ相談してください。
一緒に方法を考えましょう。

 

 

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