部門に拘らず、協力しあって良い仕事をしよう、助け合いのものづくり

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こんにちは、ものづくり王国にっぽんの管理人をしています、とも(@Japan_MFG_Tomo)です。

 

「日本のものづくりを強くしたい」という気持ちから、再び日本に帰ってきました。
今は鍛造工場にて日本の伝統的な技術のすばらしさ世に広める仕事をしています。

 

これまで国内外、大小さまざまな会社を見てきましたが、会社の規模や国に関わらず、大体抱えているのが人間関係に関する悩みでした。

 

具体的に言うと、「縦割り組織の弊害」です。

 

会社で仕事をしていると、

「これは○○部の仕事であって、自分とは関係ない。」

こんな発言がたくさん聞こえてきます。

 

助け合いによって仕事は成り立つので、協力したいと思う気持ちが無いと、会社はなかなか前には進まないですよね。

 

 

▼というわけで先日こんなツイートをしました。

https://twitter.com/Japan_MFG_Tomo/status/1574967644478132225

 

各部署の立場、知見、正義を交換し合って、より良い仕事ができるようになります。
チームワークがあって初めて、良いモノ作りができるようになります。頑張ろう!

 

 

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部門に拘らず、協力しあって良い仕事をしよう、助け合いのものづくり

自動車業界では、受注~量産までのすべての開発段階において部門横断のチームを作るようにと言われています(クロスファンクショナルチーム)
したがって生産部品承認プロセス(PPAP)の色んな資料に、「コアチーム」みたいな名前で各部門の責任者を記入する欄があります。

 

これが示す意味は、「良い仕事はみんなで協力してやってね」という事。

自動車業界がそういうんだから、製造業の仕事の仕方は大体、このやり方が当てはまります。

 

部や課は一つの役割に過ぎない

 

最近は大企業でも、部や課といった所属のほかに「ワーキンググループ(WG)」とか、「○○活動」とかいった内容で、部門横断型のチームを作る事があります。
市場のニーズが多様化、複雑してきたことにより、縦割りの組織だと物足りなくなったからです。

 

部や課という所属の明示は別に、他の部署からの口出しや、興味を持つこと自体を禁止しているわけではなく、「メインはこれね、後は助け合いの中で上手くやって」というのが本音です。

 

上流から下流まで、すべてが上手くいって初めて手柄

 

受注、構想、設計、試作~量産の工程もそうだし、
営業、設計、生技、製造、品質…等の役割もそうですが、仕事は上流から下流まで、全てスムーズに流れて初めて手柄です。

 

途中で現場の困りごとをフィードバックしたり、過去の知見を他の工程に展開したり、困ってる人がいたら各部署の立場から手を差し伸べる事によって、初めて仕事が前に進みます。

ここで、「これはあの人の仕事だから」と言っていると、あなたの能力があろうがなかろうが、そのプロジェクトは失敗します。

 

スポーツと同じように、「ここがうまくいかないならこっちから」といった、全体バランスでの動きができるチームは仕事もスムーズに行く傾向があります。

 

自分でアピールしなくても、みんなあなたに感謝している

 

ちなみにですが、助け合いの仕事をする人は他者に気づきを与えたり、時間を稼がせてあげたり、他の人に対して大きな貢献ができます。
すると、自分の能力の有無に関わらずメンバーがあなたの存在を認めてくれるようになります。

 

仕事で助け合いの関係ができると、困った時に協力してもらいやすい

自分のために仕事をする人は孤立しがちで、能力がめちゃくちゃ高い人を除いてかなり苦しんでいるイメージです。
しかし助け合いの仕事の仕方ができる人は、人間関係の中で様々な問題をクリアするので、一人一人は天才じゃなくても、ちょっとずつ得意分野を提供する事で圧倒的な結果を残しています。

 

どんなに優秀でも、身体は一つしかない

 

人はどれだけ優秀でも、一人では一人分の仕事しかできません。
助け合いをせず孤立した仕事をする人は、身体の数が足りず、思ったより早い仕事はできません。しかも年々パフォーマンスが落ちます。年を取るので。

 

困ってる人を助けていれば、自分も相手も成長する

 

困ってる人がいれば助けるというマインドの人は、教え方や助け方にもよりますが、お互いに成長したり尊敬しあうチャンスが生まれます。

 

最初は弱弱しい二人かもしれませんが、時間が経てばどちらも一人前の二人になります。
優秀な人ひとりしかいない組織よりも、助け合う複数人がいる方が、将来が明るいですよね。

 

頭が使えない人は身体を使い、身体が使えない人は頭を使う役割分担

 

人間だれしも得意分野があります。
現場の人は身体を張るのが得意、でもパソコン作業は難しい。
それなら生産に100%集中してもらって、どんどんお金を稼いでもらえばいいじゃないですか。

パソコン使えるけど現場では働けない人が代わりにその分をやってあげればいい。
そんな考えでよくないですか?

 

すると、みんな得意な仕事で効率よくお金を稼ぐ組織になりますよね。
難しい改善よりも、助け合いの関係を作る方が簡単に効果を出せるはずです。

 

助け合いの仕事をして、協力者を手に入れた話

 

前職では現場とのコミュニケーションが多かったため、かなり苦労しました。
一つ目に言葉が通じない、二つ目に考えが通じない。

 

現場の任務は「物を作る事」であって、「資料を作る事」ではないんですが、仕事上どうしても資料を作ってもらう必要がありました。現場のデータが必要だったので。

私がやった事は、こちらから欲しいデータを伝えて、「ここだけ入力してくれたら後はこっちで全部やるから」と、一番肝になる部分だけ協力いただく。
相手もこちらが最大限協力しているのが分かるので、喜んで協力してくれる。

 

 

結果、現場データが必要なすべての案件で滞りなく、客先からのお叱りもなく、全てスムーズに事を済ませられました。

よくある例は、「これは現場が持ってるデータだから現場が資料を全部作ってくれればいい、〇/〇までに全部作って出してね」というスタイル。

大体当日になって要求と程遠いアウトプットを受け取り喧嘩するんですよね。

 

そんな未来、予言者じゃなくても分かってるんだから、前もって対応しとけばいいよね。
それが、「助け合い」です。

 

難しくないでしょ?仕事ってこんなもんです。

 

仕事上の協力者と助け合いの関係を築くと、なんでも上手くいく気がする

 

ちなみに、かれこれ10年近く自動車関係の仕事をしていますが、助け合いの関係を築いておくと本当に何でもスムーズに行きます。

 

「これは僕が得意だから僕がやるよ、だからこっちは任せられるかな?」
と得意分野を基準に役割分担をしたり、「今週僕暇だから手伝うよ、先週助けて貰ったし」という時間的余裕を基準に役割分担をしたり、色んなやり方があります。

 

時代の流れもあって、残業で頑張って仕事をこなすのは良くないので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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