【頭のいい部下が扱いにくい】理想の上司部下の関係は標準化できない

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悩み事:部下との関係をうまく作れない。

「上司なんだからあれをするべきだ、これをするべきだ」と言ってくるが、
自分はその部下のための上司じゃないので、全部は応えてあげられない。

 

簡単な回答:自分と部下の役割を話し合うのが大切です。

部下はあなたを信用しておらず、もっと役割を求めている可能性があります。
自分が何をしてあげたら部下はもっとパフォーマンスを発揮できるのか、
話し合い納得する事で、今までの伝統的な上司部下以上の強い関係を作れます。

 

 

先日、こんなツイートをしました。

 

私は「上司はこうあって欲しい」という理想を強く持っているので、
しょっちゅう上司とぶつかります。

 

前職でも仕事中に30分以上にわたる口論をくり広げたり、
今は海外のため言葉がスムーズに出ないので、文字や資料を使ったコミュニケーションで意見を伝えたりしています。

 

いまは私が情報を整理、今後の起こりうる問題を予想して上級の会議で決定するための情報を提供、
先だって予防策を打っておくことで仕事を進めるためのパートナーとして機能し始めました。

 

私と上司は特別仲が良い訳ではないですが、役割を決めきる事で、仕事がスムーズに進むようになります。
本記事では、扱いにくい私のような部下をどうやって上手に起用していくかについてコツを紹介します。

 

 

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【頭のいい部下が扱いにくい】コントロールしようとしてませんか?

上司と部下の関係って、どんなものが理想だと思っていますか?

上司が方向を語って、部下が実働する。
こんな形の上下関係を保って仕事をしている企業や団体は多いと思いおます。

前提は、「上司の経験が豊富で客観的な判断ができる、部下は経験が浅く正しい判断ができない」

 

しかし今は終身雇用なわけでもないし、若者はどんどん賢くなっているので、
このモデルに当てはまらない部下は増えてきたんじゃないかな?と思います。

 

ここで気にしてほしいのが「部下をコントロールしようとしていませんか?」という一点です。

 

マネジメントはコントロールではない

 

もしコントロールする事が管理職の仕事で、それで仕事が回るなら
世の中は体育会系が最強になります。

 

頭の良い人がマネジメントして、上手に人を起用する必要があります。
部下のマネジメントとは、部下の力を上手に引き出して、仕事を完遂させることです。

 

最近は頭の切れる若者が多いので、彼らの鋭さを上手に活用するのも、マネジメント力です。

 

要求される能力が多様化した

 

今の仕事で求められる能力って、「手を動かしてガリガリ進めればOK」なものが少ないですよね。
Aの専門家とBの専門家と…が集まって役割分担して仕事をします。

 

みんなそれぞれ得意な分野、学んできた専門が違うので、
「いいから俺の話を聞け」的なマネジメント方法が効かなくなってきました。
あなたが常に部下より正しいシチュエーションが減ったからです。

 

結論:「部下をコントロールするのではなく、彼らの力を引き出してやる」のが上司の仕事です。

 

 

あなたが上に立とうとすると、頭のいい部下が扱いにくくなる

あなたのプライドがどうしても、部下を「使いたい」という思考にしてしまうなら、
きっと頭のいい部下を非常に扱いにくく感じると思います。

 

頭のいい部下には客観力もあるし、自分の答えも持っています。
もしあなたが力でねじ伏せようと論理で詰めても、逆に言い返されてあなた自身が傷つく結果になります。

 

今どきの頭の良い若者は信じられないくらい頭が切れるので、
口げんかすると唸らされるだけっていうのもよくあります。

 

また、会社への帰属意識も低いので、あなたが切り込みづらい部分も平気で批判ができます。
守るものが無いのでむしろあなたよりも強いんじゃないですかね。

 

コントロールしようとすると扱いづらい部下ですが、一応「上手くやっていく」コツは存在します。

 

 

頭のいい部下が扱いにくいなら、対応を変えてみる

頭のいい部下が扱いにくいなら、一般的な部下との対応方法を変えるのがおすすめ。
ただし、決して「えこひいきしろ」というわけではありません。
個性によって人それぞれの対応の仕方があるので、色々試してみると良いです。

 

部下にはいろんな種類の人がいます。

  • 作業は早いけど、質を高めるのが苦手
  • 計画通りに仕事をするけど、計画するのが苦手
  • 良いアイディアを思いつくけど、実行するのが苦手
  • 技術はあるけど、それを語るのは苦手
  • 仕事は遅いけど、他人への面倒見がいい
  • 仕事はできないけど、他部署へのパイプになるのが得意

ほんとうに、個性なんて人の数ほどあります。
誰に対しても「俺が計画を立てて、部下はその通りにやる」作戦で行くと
あなたが計画をミスればとん挫するし、突発が入ればゲームオーバー。

 

クリエイティブさを追求したい人、ゴリゴリ計画を進めたい人など、上司にもいろんなタイプの人がいます。

部下にもそれぞれ事情があるのは同じです。
自立した組織を作るためには、個性に合わせてそれぞれ対応を変えるのがオススメです。

最初の形作るところが大変ですが、やるだけの価値は絶対にあります。

 

 

お互いの役割を明確にすると、頭のいい部下はむしろ、扱いやすい

さて、頭のいい部下に話を戻すと、彼らは機会や責任を求めています。

 

頭のいい部下が扱いにくいなと思うのは、彼らが良い子に話を聞いてくれないからなんですが、
それは、「もっと挑戦したい、経験が欲しい」という前向きなエネルギーから来ています。

 

したがって、上手に役割を与えてあげると、彼らはあなた以上に一生懸命に仕事をしてくれます。

 

頭のいい部下と自分で、役割を確認する

 

前述のとおり頭のいい部下は、チャンスや責任を欲しがっている、前向きなエネルギーを持っています。
「上司が何をしてあげたら、部下はどんなパフォーマンスを発揮できるのか」を明確にしてあげると、
二人の中で一つの約束ができます。

 

上司と部下というよりも、協業パートナーとして働く

 

「上司が部下のために○○してあげるから、部下は上司代わりに△△する」

こんな約束ができると、もうあなたの勝ち。
あなたの仕事を減らせます。部下との約束で、部下に任せたからです。

 

これで約束が果たせない部下なら、偉そうな態度に対して注意をしてもOK。
もしくは「やっぱり難しいでしょ?変わろうか?それともやり方教えようか?」
と歩み寄るのも一つの交渉テクですね。

 

頭のいい扱いにくい部下は、どんなことを考えているの?

最後に立場を変えて、部下にフォーカスを当ててみましょう。
頭が良くて扱いにくい部下は、どんなことを考えているのでしょうか。

  • 今のやり方の○○がダメ
  • 上司はこうあるべき
  • もっとこうしたら絶対うまくいく

 

何かにつけて批判してくるので鼻につくと思いますが、
現時点では「会社をもっとよくしたい、生産性を上げたい」という気持ちがあります。
(諦めた人は本当に一切何も言わなくなるので)

 

彼らとしては、現状を変えれば今後もっと素早いパフォーマンスを上げるためにアイディア出しをしているつもりです。もし意見を言ってくることがあれば、その人を改善担当にしちゃうと面白い事が起きます。

 

意見をガンガン述べる割に何もできないタイプの人は多いですが、
実際にやらせてみてうまくいくなら褒めればいいし、できなければ勝手に静かになります。

したがってこの選択はどちらに転んでもあなたにとってメリットになるはずです。

 

  • 「その考えは良いね。ちょっと試してみたいから、実際に形にしてくれる?」
  • 今仕組みを変えていない理由は○○なので、この課題を解決するのはマスト
  • 結果難しくてもいいから、来週また進捗聞かせてね

みたいに責任を与えてあげると、自発的に仕事を改善していってくれて、
もし成功すればどんどん改革してくれるので、エネルギーコスト少なく業務改善できます宇。

 

黙らせるためには、ちょっと難しめの課題をやらせてあげればOK
プライドがありますが、どこかで壁にぶち当たるので、威勢がどんどん悪くなっていきます。ちょっとした部下のコントロールテクニックですね。どっちに転んでもおいしい状況を作れます。

 

 

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