【仕事とプライベートの切り替えができない】割り切りなんてできない
こんにちは、ものづくり王国にっぽん運営者のとも(@Japan_MFG_Tomo)です。
最近は技術の勉強や製造業の日中通訳や技術営業職など、一つの会社にとらわれない働きをしています。
最近まで中国の会社で働いていましたが、日本では考えられないオンオフの切り替えを見つけました。
その時に書いたツイートがこちら。
中国で仕事をしていて、「すごいなー」と思ったのが
昼は同僚、夜は友達 という割り切り。どれだけ仕事中に言い合っても、夜は一緒に飲みに行くし、その時は仲良く笑ってる。
そして言い合った時の感情を明日も引きずる事は少ない。サンプル数は少ないけど、関わった人達はそんな傾向があります。
— とも@技術を知らない機械系エンジニア (@Japan_MFG_Tomo) May 13, 2022
私のいた職場では、退勤直前まで大声で言い合いをしていたのに、その後すぐ飲みの席で仲良く乾杯していたんですよ。
「え、喧嘩はポーズですか?」と思えるくらいの仲の良さ。
しかし、つい最近本人たちに聞いてみたら、「やっぱり禍根は残るよ」とのことで、結局は折り合いの付け方だったんだと知りました。
そして若い子に聞いたら、「そもそも職場の人と飲みに行くのがあり得ない」という人もいたので、
結論は、日本も中国も同じ、仕事関係の人といれば「仕事とプライベートの切り替えなんてできない」です。
Twitter:(@Japan_MFG_Tomo)
仕事とプライベートの切り替えができない
仕事とプライベートの切り替えってそう簡単にできる物じゃありません。
仕事関係の人といればそれは仕事に近い環境だし、絶対に仕事に関係する話題が出てきます。
もし仕事に関係ない人と一緒にいても、やっぱり「最近仕事はどう?」なんて会話になるので、仕事とプライベートを頭の中できっちり切り替えるのは難しそうです。
仕事で嫌なことがあればプライベートにも響く
もう一つ、仕事とプライベートの関係といえば、仕事で嫌なことがあればプライベートにも響くという点。
会社で嫌なことがあれば家で八つ当たりしてしまう事もあるし、夜眠れない事だってあります。
よくあるのが、「あした大事な発表会だけど緊張して寝れない」みたいな状況。
プライベートに仕事の事情が完全に入り込んできています。
仕事とプライベートの切り替えができない理由
では、なんで上手に仕事とプライベートの切り替えができないのかを考えてみましょう。
分かりやすいのはこの二つかなと思います。
- 中身は同じ人
- 仕事外で考える事が増える
少し深掘りしましょう。
時間の区切りはあるけれども、中身は同じ人
結局はこれ、仕事もプライベートも、中身は同じ人です。
勤務時間中、退勤後、時間の区切りはあるけれども、やはり中身は同じ人。
退勤のタイムカードを押したら1分後にはプライベートモード?それはさすがに無いですよね。
仕事でプレッシャーを感じれば、タイムカードを押した後もプレッシャーは残り続けます。
仕事が増えれば仕事外で考える事が増える
一人の部下として仕事をしているうちはあまり感じないかもしれませんが、ちょっと昇進して部下を持つようになると、部下の仕事を管理するのもあなたの仕事になります。
すると常に頭はフル回転。
仕事外では手は動かさなくても頭は常に仕事スタンバイモードになっています。
仕事とプライベートを上手く切り替える方法
仕事とプライベートを完全に切り離すのは難しいですが、上手に切り替えるためのアイディアはいくつか存在します。
例えばこんな作戦
仕事を離れたら場所も付き合う人も変える
実現するためにはこんな考え方が必要です。
- 会社の人といるなら、仕事だと思えばいい
- 完全に切り替えるのは、難しい事を知っておく
すこし深掘りします。
仕事を離れたら場所も付き合う人も変える
私は中国に住んでいたんですが、中国で「これは良いアイディアだな」と思った物が一つあります。
それは、
「平日は会社の近く(寮)に住み、週末は少し離れた自分の家に帰る」というアイディア。
こうする事で物理的に生活拠点を分ける事ができるので、目に入る景色や関わる人を自然と分ける事ができます。
デメリットは拠点が二つ必要なので、家賃が高くなる事。
会社側が寮を提供できると良いんですけどね、私も将来会社の経営者になったら考えたいと思っています。お金さえ気にしなくて良いならとても便利なので。
会社の人といるなら、仕事だと思えばいい
諦めて、会社の人といるなら頭を仕事モードにしてしまいます。
「せっかくの休みなのに」とプライベートモードで仕事関係の人と対峙すると上手に休めませんよね。
こんな時はもう諦めて、仕事モードにしてしまう。
オンとオフの気持ちの切り替えはしっかりやっておきたいので、多少オンの割合が多くなってしまうのは目をつむります。
もしくは会社の人と極力一緒にいないようにすれば確実なオフの時間を確保できます。
完全に切り替えるのは、難しい事を知っておく
心の準備について。
完全にオンとオフを切り替えるのは難しいです。
現代では会社のメールのほかに、チャット、通話などでどんどん遠方から攻め込まれます。
突発対応をしなければいけない現場系の部署(品質や製造)は特に完全なオフをとるのは難しいでしょう。
客先の連絡窓口になっている場合は「休み明けに対応します」とは言っても頭の中に仕事が割り込んでくる。
現代社会人は、この辺は覚悟しておく必要がありますよね。
仕事とプライベートの切り替えができない人がほとんど
結論は、仕事とプライベートを切り替えるのは難しいです。
ある程度の層(時給労働者、新入社員など経験の浅い一般従業員)までは活動拠点を分ける、スマホを分けるなどの方法で仕事とプライベートを分けられますが、それでも100%ではありません。
ついでにもっと偉い人になると、完全にプライベートは浸食されます。
管理職や経営者はほぼ境が無い
管理職は部下の仕事を管理するのが任務ですが、仕事の進捗のほかにも突発対応、更に上層部の対応などが待っています。
さらに、内外問わず接待も増えます。
常に仕事モードでいる事で、自分の任務を十分に遂行する事が出来ますが、任務を果たすための前提条件がプライベートを侵食される事だったりもします。
プライベートの時間に仕事のアイディアが思いつくことは多い
管理職や経営者は手を動かす仕事よりも頭を使う仕事が多いです。
すると、脳に負担のかかっていないプライベートの時間に突然アイディアが浮かぶことも。
これを「プライベートだから」と切り捨てえると仕事の成果には結び付きません。
よく過去を振り返ると、プライベートで思いついたアイディアが仕事で役立った経験も多いんじゃないですかね。
いっそプライベートに仕事があると考えてしまう
最終的にはこうなります。
プライベートの中に仕事があると考えると、仕事の時間は仕事、休みは休みと考える必要が無くなります。
「今日はこれをしたいから」で全部切り替えちゃえばOK。
私も最近はこんな仕事の仕方をしています。
日本だと残業代が発生してしまうので難しいですが、残業代が出ない人は、仕事中に遊んで残業で取り返すのも全然アリですよ。