【6週間目】技術士機械部門第二次試験勉強過程のメモ【塾が厳しい】

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こんにちは、ものづくり王国にっぽんの管理人をしています、とも(@Japan_MFG_Tomo)です。

 

「日本のものづくりを盛り上げたい」という気持ちから、今までの専門であった切削加工から分野を変えて、鍛造業界に移籍してきました。
将来はものづくり全般に関わりたくて、2022年から技術士の勉強をしています。

興味がある方は2022年の9月中旬あたりから記録を残しているので、見てみてください。何か気づきや参考になればうれしいです。

 

https://twitter.com/Japan_MFG_Tomo/status/1577233291278970880

 

ちなみに技術士の機械分野は受験生も有資格者もそんなに多くないみたいなので、インターネットに情報がすくないです。

 

というわけで、本記事では技術士合格前からログを残しておいて、一人の受験生が

  • どうスケジュールを立てたのか
  • スケジュールに対してどう勉強したのか
  • 勉強の内容
  • 勉強の感想
  • スケジュールの調整の仕方

などの参考情報を残せたらいいと思います。
合格すれば参考になるし、不合格なら反面教師になるので。

 

基本的に無理はしないスタイルです。
1日2時間をベースに、隙間時間を活用してコツコツ勉強時間を稼いでいます。

理由は、技術士の勉強は長い期間の戦いなので、ダッシュしても疲れるだけで進まないので。
※挫折しない学習方法を見つけるのが大人の勉強のコツです

 

 

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Twitter:(@Japan_MFG_Tomo

 

技術士機械部門6週間目の勉強記録

技術士機械分野の勉強を始めて6週目、正式に入塾したのでテストの目的などからお勉強しました。

  • 技術士に求められるコンピテンシーとは
  • キーワード学習の方法
  • 過去問分析の方法
  • 実際に過去問分析をしてみる

最初の週なので真面目にノートをとったりしながら勉強しました。

 

ちなみに、通信講座はJESのものを受けています。
最初はスタディングの講座と受けようと思っていたんですが、きちんと質問できる人なら添削し放題の方が成果を感じやすいのかなと判断しての結論です。

ただしJESは平気でスタディングの10倍以上学費がかかるので、安さを求める人は注意が必要です。

一応参考に、両方のリンクを貼っておきます。

スタディングの技術士講座(無料体験あり) :最安で29,700円から。自分で勉強できる人はこれが一番コスパ良さそうです。

JESの技術士講座(Zoom型):専門充実コース(基礎固め用)156,200円+トータルコース(受験票~口頭試験)232,960円

 

私と同じように独学に限界を感じたら、お財布と相談しながら選んでみてください。

 

技術士に求められるコンピテンシーとは

技術士には、求められるコンピテンシー(特徴とか、強みとか、考え方とか、そんな感じの意味)が8つあります。

 

  1. 専門的学識
  2. 問題解決能力
  3. コミュニケーション能力
  4. リーダーシップ
  5. 評価
  6. マネジメント
  7. 技術者倫理
  8. 継続研鑽

これらが求められるのには理由があるらしくて、
過去の実験において説として立証されているそうです。

人を雇用して仕事をしてもらうときに、学歴や経験で採用すると高いのに上手く馴染んでパフォーマンスを発揮できない事が多く、
逆にパフォーマンスの良い人の特徴を拾っていったら8つのコンピテンシーになった

そんなお話だそうです。
確かに大企業の採用でこんな事を求められそうな感じはありますよね。

 

 

キーワード学習の方法

技術士試験に必要なキーワード学習の方法を、改めて詳しく教わりました。
試験ではキーワード学習の内容をちょっとアレンジして、このキーワード学習で集めたネタから答案を書いていきます。

 

試験では「考える」ために使える時間がほとんどないため、試験の代わりに外で考えを終わらせておく、
いわば外段取りみたいな物が、キーワード学習なんだそうです。

 

過去問分析の方法

 

キーワード学習では「試験に出たことがある」もしくは「試験に出そうな重要なテーマ」を多く取り扱う事で
実際の試験の山張りも兼ねてしまうという作戦。

そのために必要なのが、試験の分析。
大学受験やTOEICなどの検定試験でもよくやりますよね。傾向と対策。

 

技術士の試験では、「どんな人が欲しいのか」はほぼ決まっているので
その観点からどういったキーワードをどんな風に聞いてくるかを知っておくのが大切。

 

過去問からこんな事を抜いてきます。

  • キーワード
  • 制約条件
  • 解答すべき対象、立場

抜いてきた情報を基に、キーワード学習。
基本的にキーワードは問題文の目的語になっていることが多いので、
「●●を、どうする」からキーワードを抜いてきます。

 

 

問題文に○○について、検討すべき項目を~みたいな感じで書いてあったら、
○○がキーワードといった感じです。

後はこれをネタ帳にまとめておいて、時間のある時にキーワードについて調べものと論文作成の練習をすればOKです。

ちなみに、1日に行うキーワード学習の数は、特に初めの数か月は「1個」が限界です。
質の悪いキーワード学習を量産しても誰もうれしくないので、数よりも質を高めるイメージをしておきましょう。

 

私は大体、2日に一つの頻度で先生に提出、フィードバックをお願いしていました。
ちなみにJESの設定している目標は1日一つでしたが、とてもそんなレベルの高い事は無理っぽい。なので新しく勉強する人はビビらず、質を追求してください。

 

実際に技術士の過去問を分析

技術士の問題文を読んでいると、前提条件、対象、キーワードが出てきます。特に必須問題Ⅰでは。

「○○のような前提条件で、△△が、××する事について、何か答えてね」

○○と△△は大体付帯条件(立場を決める時や、解答の方向性を決める時に使うもの)なので
キーワードとしては××を拾っていきます。

 

その内容が

  • DX
  • 技術伝承
  • カーボンニュートラル
  • 労働人口減少
  • テレワーク

みたいな物だったりします。
すると、これらのキーワードについて学習していけばいいので、上手に論文形式でまとめていきます。

 

たとえば、「技術伝承」をキーワードに設定します。

前提条件を自由に決めて(もしくは問題文から引っ張ってきて)

我が国は少子高齢社会であり、2024年からは女性や高齢者の労働参加をもってしても労働者人口は減少すると言われている。

と背景を決めます。

 

つぎに、解決したい問題について述べます。

そんな状況の中で、製造業では技術の担い手不足が問題となっており、従来の日本の強みが消滅してしまう恐れがある。

課題は、この問題を解決する方向性を提案する場所なので

IoTセンサにて熟練者の動きを数値化する

とか

AR/VRを活用して熟練者との差を見える化する

とか

ロボットによる自動化により、職人ごとのばらつきをなくす

とか、こんな事を提案します。
その後に実際にどんなことをして課題を進めていくのかを書いていくんですが、
ここでは業界のニュースやgo.jpドメインで紹介されている資料から引用して、「実現可能な方法」を書いていきます。

 

理由は、技術士が夢ばっかり語ってたらコンサルタントになれないから、現実に即した内容を提案する必要があるからです。

 

あとは簡単なキーワード、難しいキーワード、それぞれビビらずにどんどん書き込んでいけばOK
相当辛いですが、技術士の勉強のほとんどの時間を、このキーワード学習費やすことになるので慣れていかないとね。

勉強頑張りましょう。

 

 

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