【技術士キーワード学習】Ⅰ:DX

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https://www.engineer.or.jp/c_topics/007/attached/attach_7912_1.pdf

DXの現状

DXとは

https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201228004/20201228004-3.pdf

 

 

デジタイゼーションとは

ITシステムを導入して業務をデジタル化することを意味する。大きな目的は、業務の効率化。

 

例えば、会議資料をデジタル化し、それをメールやオンラインストレージで共有することで、資料印刷や配布の手間が不要になる。
「ツールのデジタル化」という事もできる。

 

デジタライゼーションとは

プロセスのデジタル化を意味する。

特定の業務プロセスを丸ごとデジタル化して利便性を向上したり効率を向上したりする。

 

例えば、会議をWeb会議に変更する事で、会議室に集まらずに情報交換することができる。
また、録画することで内容を後から確認できるため、正確な記録を作成することができる。

 

DXの問題点と課題

技術の観点から

業務をDXして新たな価値を生むためには、現状の社内の提供価値を明確にし、業務フローによって再現性を確保することが必要である。

したがって、既存の品質保証体系を洗い出し、自社の技術を見える化することが課題である。

 

教育の観点から

社内のシステムをベンダーに一任する場合、操作性や情報の利便性が想像と異なり普及に時間が掛かる可能性がある。DXを進めるためには、デジタルへの慣れがあることと、社内業務や技術知識を有していることが必要である。

したがって、仕様を確定できるようなソフトウェアの知見と、社内業務への理解を両立した教育を行うことが課題である。

 

拡張性の観点から

DXは、情報をデジタル化すれば終わりではなく、時代に合わせて変化していくことが求められている。
したがって、増える要望に対して機能拡張ができるようなシステム設計を行うことが課題である。

 

最重要課題

近年、新興国の技術成長に伴い、我が国の「高品質で低価格」という特徴が薄れており、世界的な価格競争が起きている。

DXを通して、我が国の強みを再構築するためには、現状の立ち位置を把握することが必要であるため、「自社技術の見える化」を最重要課題と考える。

 

最重要課題の解決策

業務手順のマニュアル化

社内の品質を確保している手順や技術をマニュアル化し、必要な時に参照できるようにする。

具体的な方法としては、

  • テキストマニュアル
  • 動画マニュアル
  • VR/ARマニュアル

等がある。

これにより、指導担当者が近くにいない場合においても自分で必要な情報を調べることで、学習を進める。

 

品質マネジメントシステムの利用

ISO9001に代表されるような、品質管理するための体制を第三者機関の助言を取り入れながら構築する。
業務における情報の流れや判断の基準を統一することで、社内業務の標準化を進める。

これにより、社内業務の品質と再現性を確保する。

 

ナレッジマネジメントの推進

個人が持つノウハウや経験などの知的資産と、企業が保有している情報資産を共有して、カンコツを社内全体の資産として管理する。

これにより技能や技術の属人化を防ぎ、社内の強みを明確にしやすくする。

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